私たち横浜第一病院の看護師の責務は、患者さま中心の看護を実践することです。私たちは日々、人と人との関わりの中で、看護師として、そして人間として成長していくことも大切にしております。
「看護とは何か」「どの様なことをご提供するべきか」「どのようなコミュニケーションを取れば患者さまに満足して頂けるのか」
看護部ではこれらを常に考え、信頼度の高い知識・技術を備えた最良の看護を実践出来るようスタッフ一人ひとりが努力しています。そして何よりも、人間愛をもって心の通う看護を実践していきたいと思います。
また、横浜第一病院は、腎疾患のトータルケアを目指し、保存期から透析導入、そして維持透析移行期へと、患者さまが安心して、快適な医療が受けられる体制作りを目指しています。
臨床工学部は、透析治療に関係する各種装置の保守点検管理を行っています。
血液浄化業務では、診療部および他の医療職種と十分な連携をとりながら、患者さまの安心と快適を最重点項目としています。また、常に何が求められているか、どのように改善すべきかを考え、透析業務のリーダーとして積極的に取り組んでおります。
長期透析患者さまの合併症の治療として、特殊血液浄化療法も実施し、最近では、膠原病のひとつである潰瘍性大腸炎の治療として顆粒球吸着療法を行うなど、地域の患者さまのニーズに沿った治療も行っております。
そのほかの業務として、透析治療に関係する技術的な手技の教育指導をスタッフへ行っております。血液浄化業務は透析装置を使用しての治療となります。ゆえに治療中の機器トラブル等に、十分な知識と冷静な対応・対処が求められています。常に、臨床工学技士一人ひとりが、高度化する医療機器の原理・動作に熟知し、医療機器の専門家として自覚を持ち、機器の安全の責任を担うことを目標としております。
私たちは、患者さまに安心と快適な透析治療を提供し、患者さまの笑顔が見られるよう日々努めて参ります。
放射線部は、診療放射線技師・看護事務にて構成されております。
常に新しい知識と技術を学び、クオリティの高い撮影技術と最新医療設備のある環境で、精度の高い画像提供を行っています。撮影された画像はすべて放射線専門医によって、PACS(画像保存通信システム)を通じて読影・診断され、より安心できる医療の実践を心がけています。
また、病診連携を通じ、当院の放射線機器を利用していただくことで、地域のお役に立てる放射線部を目指しております。
当院の医療機器
[調剤]入院患者さまの薬剤を医師の処方により錠剤分包機を用いて一包化し配薬致します。調剤時には用法用量・相互作用・重複投与等の監査を実施致します。
[注射業務]注射指示箋により個人毎に用意致します。注射剤の投与量や配合上の問題点、点滴速度等の監査を実施致します。
[DI(医薬品情報)]毎月1回薬事審議会を実施、新規採用やジェネリック医薬品の選定を検討致します。
また毎週の診療部カンファレンスでは医薬品に関する情報提供を行っております。
リハビリテーション部では、患者さまのお身体の状態、ご病気の状態に合わせて各種評価と結果に基づいたプログラムを提供し、お困りの動作や身体機能の維持・改善を目指します。
住み慣れた場所や新たな環境で、患者さまがご自身の意思をもって自分らしく暮らしていけるようリハビリテーション・理学療法を実施し、患者さまに関わる他職種と協同し、患者さまおよびご家族の皆さまを支援して参ります。そのために、機能訓練だけでなく、生活場面での動作練習にも取り組んでおります。
透析で通院が必要になる患者さまにはMSW(メディカル・ソーシャル・ワーカー)とも協力し通院方法の見直し、家屋調査を含めた退院後の生活環境を具体的に把握します。その上で、必要な動作の練習や通院方法を検討・提案しております。
近年は、高齢化に伴い介護保険のサービスをご利用になる方も増えております。退院され、新しい生活へ進まれる方が「退院後の生活へ」と円滑に進めるように、必要に応じて住宅サービスを担当される方との連携、ご家族への介助方法の指導も行っています。
患者さまお一人おひとりのその人らしさを大切に。
そして皆さまの「なりたい自分」、そして人生を過ごされる上でのお手伝いをさせて頂きたいと思っています。
横浜第一病院では患者さまの状態に合わせて様々な検査を実施しております。透析患者さまにおかれましては適正な透析が実施されているか、自己管理が適切に行われているかを把握するための検査を実施しております。
正確で安全な検査を基本とし、患者さまの満足向上に向けて取り組んで参ります。
実施検査一覧
栄養部では、ご入院されている患者さまへ、医療の一環として医師の指示の下に治療食をご提供させて頂いております。決められた栄養量の中で、美味しく楽しく召し上がって頂くために当院では毎月1回の「行事食」を取り入れております。
また患者さまご自身が自己管理が出来るよう、入院患者さま・外来患者さまへ栄養指導・相談も行っておりますのでお気軽にお声掛け下さい。
患者さまのニーズに合わせた食事管理を継続して行えるよう、そして日々の皆さまのお食事に潤いを与えられるお手伝いをさせて頂きたいと思っております。
病気になると、治療内容のことや「病気は治るのだろうか?」と心配されることもあるかと思います。病気のこと以外にも「入院中の費用のこと」「家庭や仕事のこと」など、いろいろ心配になり、安心して療養生活が送れないこともあることでしょう。
また、お身内にご病気の方を抱えられたご家族も、医療費や通院などの問題で、今まで通りの生活が出来なくなってお困りになることがあるやもしれません。
そのような時に、それらの問題解決のために専門的に働いているのが、ソーシャルワーカーです。横浜第一病院のソーシャルワーカーは、皆さまが安心して療養生活が送れるように、社会福祉の専門的視点から、今ある社会保障制度や福祉サービスなどの社会資源を紹介したり、一緒に問題解決を考えて側面的な支援を心がけています。相談内容に関するプライバシーは厳守しており、相談料はかかりません。
どうぞ療養上ご心配なことや気がかりなことがありましたら、お気軽にソーシャルワーカーに声をかけて下さい。